目の病気(加齢黄斑変性)について

加齢黄斑変性とは

物を見ると、「薄暗く見える」「ゆがんで見える」などの症状を「加齢黄斑変性」という病気です。 この病気は、症状が進行していき、視力低下して、最終的には失明することもあります。 この「加齢黄斑変性は、年齢とも大きく関わっており、50歳ごろから発症し、特に70歳以上の人に多くみられる病気です。 そして、女性よりも男性の方が多くみられます。 また、タバコを吸っている人の方がなりやすいといわれています。 他にも遺伝的要因もあるとされています。 では、自分で加齢黄斑変性かどうかをチェックしてみてください。 まず、升目が5mm間隔ほどの方眼紙を用意します。 方眼紙の中央に印をつけて、30cmくらい目から離します。 次の片目を手で隠して、片方の目で中央につけた印を見ます。 印の周りに歪みを生じていたり、うす暗くなって見づらいなどがある人は、加齢黄斑変性かもしれません。 そのような症状の場合は、眼科を受診することをおすすめします。 ...

加齢黄斑変性のタイプと検査

加齢黄斑変性は、発症の状態によって2つのタイプがあります。 ●滲出型 新生血管が、網膜に向かって生えてくることで発症します。 新生血管は、弱いために出血や漏れ出すことがあり、網膜の下に血液中の水分がたまってしまうことがあります。 そのことによって、視細胞に影響を及ぼし、物を見るという機能に異常を引き起こします。 このタイプの場合は、進行が速いので、急激に視力低下が起こります。 ●委縮型 視細胞の下に位置している「網膜色素上皮細胞」や脈絡膜血管に委縮が起こることで、黄斑部の視細胞に影響を及ぼすために発症します。 先ほどの滲出型と比較すると、進行速度は緩やかで、視力低下もゆっくりです。 加齢黄斑変性の疑いがある人は、眼科を受診することをおすすめします。 一般的に眼科では、次のような検査が行われます。 ●眼底検査 網膜がどのような状態になっているのか調べることができます。 出血の有無、網膜の下に水がたまったりしていないか確認をします。 ●光干渉断層計(OCT)検査 近赤外線を用いて、網膜の断面を画像化することができます。 網膜の下に水がたまったりしていないか状態を立体的に確認をします。 ●造影検査 加齢黄斑変性の診断を確定させるために行われるのが、造影検査です。 造影剤は腕の静脈から注射します。 これにより、眼底の血管の状態を調べることができます。 また、新生血管の有無、ある場合はどのようにその新生血管が広がっているのかみることができます。 ...

加齢黄斑変性の治療

加齢黄斑変性のタイプ「委縮型」についての治療方法は、残念ですが現在のところ有効な方法がわかっていません。 加齢黄斑変性のタイプ「滲出型」の治療方法は、大きく分けて「薬物療法」「光線力学療法」「レーザー治療」の3つです。 ●薬物療法 薬物療法によって新生血管の成長のために重要な「血管内皮増殖因子」の働きを抑制する薬「抗VEGF薬」を使います。 そして、新生血管の成長を妨げます。 まず、点眼薬で目に麻酔します。 そして、硝子体に抗VEGF薬を注射します。 注射の回数は、1ヵ月に1回程度で、合計3回くらい行い、その後は必要だと判断されたときに注射します。 この治療方法は、外来で受けることが可能です。 早期治療ができれば、視力の回復も見込めます。 ただし、まれに副作用の症状「一時的な眼圧上昇」「脳卒中」を起こすことがあります。 そのため、緑内障や脳卒中を起こしたことのある人の治療方法は、慎重に決める必要があります。 ●光線力学療法 腕の静脈に「光感受性物質」を注射します。 およそ15分経過したら、とても弱いレーザーを新生血管に照射します。 光感受性物質は、ほとんど正常な血管には取り込まれないので、新生血管において反応して詰まります。 しかし、この治療方法は、症状が早期のときに受けてしまうと、かえって視力悪化を起こす場合があります。 そのため、ある程度の視力低下が見られる場合に行われる治療方法です。 ●レーザー治療 とても強いレーザーを新生血管に照射して、焼きつぶします。 ただし、正常な網膜も焼きつぶしてしまうため、視野の一部が欠けてしまいます。 ...

サイトMENU

Copyright (C) 目の病気(加齢黄斑変性)について. All Rights Reserved.